特別養護老人ホームあま恵寿荘  〜消防訓練〜

 平成23年11月2日(水)あま市二ツ寺地内にあります特別養護老人ホームあま恵寿荘にて消防訓練が実施されました。訓練の目的は地震発生時の対応と火災発生時の対応を学ぶことです。
 あま恵寿荘を利用されている方の中にはご高齢者の方やお身体の不自由な方が多いため、いかに迅速且つ安全に避難させるかを主眼に、職員一人ひとりが責任感を持って、意欲的に訓練に取り組んでいる様子が多数見受けられました。
 最後には、海部東部消防組合消防署長とあま恵寿荘施設長から講評を受け、訓練を終了しました。

 ●特別養護老人ホームあま恵寿荘です。 ●訓練開始!館内に地震の発生を知らせています。 ●地震が治まり、職員は利用者の方々の安否と施設内の状況を確認するため活動開始!
●消火用散水栓による初期消火訓練を実施している様子です!
 あま恵寿荘にはスプリンクラー設備が設置されていますが、その消火補助を行うために、この散水栓が施設内に数か所設置されています。
●利用者の方々を避難させている様子です。
お身体の不自由な方を迅速に避難させるため
に、車椅子を有効利用し、次々と利用者の方々
を安全な場所へ避難させています。
 避難の最中に少しでも体調が悪くなる方がいるかも知れないので、絶えず呼びかけや表情の確認を行っているのが伺われます!
●上の写真は避難器具である滑り台を使用し利用者の方々を避難させている様子です。身体を毛布で包む等して身を守り、下に降りてきたら、間髪入れずに車椅子に乗せて、素早く施設外へ避難させています。   
●消防隊が到着しました!現場指揮本部はすぐにあま恵寿荘本部と接触し、現在の状況説明を受けます。
 現場活動隊は人命救助が最優先事項です!すかさず屋内進入し、見事施設内から要救助者を救出!!   
●一方で、屋外にいる消防隊は、応急救護所を設置!災害で負傷した人たちに応急手当を行うための重要な拠点を作り上げています!
●施設内に逃げ遅れたが人がいます!直ちにはしご車で救出!救出された人は消防隊の介添えで応急救護所内へ!
●応急救護所内ではあま恵寿荘看護師の方及び救急隊による応急手当が行われています!
●初期消火で消すことのできなかった火災を、最後は消防隊の手で消火!


●訓練を終了し、現場指揮本部にて報告を行っています。
●訓練の最後には、海部東部消防組合消防署長と、あま恵寿荘施設長からの講評がありました。

                       〜訓練を終えて〜
                                   あま恵寿荘施設長 加藤 美由紀さん

 今回の訓練実施にあたり、海部東部消防組合の皆様ははじめ関係者の方々にご協力いただけたことを深く感謝いたします。
 あま恵寿荘は開設して十年、大きな事故や災害に見舞われることなく無事に過ごしてくることが出来ました。これから先もそうであって欲しいと願いますが、東日本大震災のような予想出来ないほどの災害がいつ起こるやもしれません。今回の訓練では、自力での移動が困難な入所者様達の避難という大きな課題に取り組み、時間や方法など様々な点で反省点や新たな課題が見つかりました。それらを今後の訓練に生かし、あま恵寿荘が安心安全に暮らせる施設であるように、施設全体で取り組んでいきたいと思います。
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