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高齢者の事故を防止しましょう

高齢者の増加に伴い、病院に搬送される高齢者の割合も年々増加しています。
普段生活していて慣れている場所でも、転倒等の事故はおきています。
日頃の心掛け一つで事故は未然に防ぐことができます。
今回は、高齢者の事故防止を紹介していきます。


転倒・転落事故について


 転倒・転落事故の多くが、階段、敷居や畳などの段差が転倒する原因となって
います。
 また、スリッパを履いていると、つまずいたり滑ったりして転倒する危険性が高く
なります。
 このような事故を防ぐためには、次のポイントに注意してください。

 転倒・転落事故防止のポイント

@ 階段や廊下に手すりをつけるなど、転倒・転落事故に備えてください。
A 自分の足にあったルームシューズなどを使用し、靴下は滑りにくいものを
 使用してください。
B 段差のあるところには、ミニスロープを設置するなど、転倒防止に努めて
 ください。

 
誤飲事故について

 高齢になると飲み込む力が低下し、喉に食べ物を詰まらせ、最悪呼吸が
できなくなるといった状態がおき得ます。

 (詰まりやすい食品)
  大きな肉片、餅、こんにゃく、里芋など 
 このような事故を防ぐためには、次のポイントに注意してください。

 誤飲事故防止のポイント

@ よく噛んでゆっくり食事するようにしてください。
A 食事の準備段階で、できるだけ食べ物を細かく刻んでください。
B 一度に口の中に詰め込まないようにしてください。
 
浴室(入浴中・入浴後)の事故について

 浴室では、足元が濡れているうえ、姿勢を変えることが多いため、
バランスを崩しやすくなります。
 また、脱衣所と浴室の温度差などにより、血圧が急激に変化し、
立ちくらみや心臓発作を引き起こすこともあります。
 このような事故を防ぐためには、次のポイントに注意してください。

浴室(入浴中・入浴後)の事故防止のポイント

@ 浴室マットは洗い場全体に敷き、段差を作らないようにしましょう。
A 寒い時期には、脱衣所や浴室を暖めてから入浴しましょう。
 脱衣所に暖房器具を置いたり、入浴前に風呂のふたをあけておくことなどが
 有効です。
B 家族の方は、入浴時間を覚えておくようにし、適宜「湯加減はどう?」など
 と声をかけるようにしてください。
C お酒を飲んで入浴しないようにしてください。
 

海部東部消防署では、救命講習会を随時行っています。いざというときに役立てるため、受講してはどうでしょうか。

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